サッカー日本代表×ハイチ戦の選手採点・寸評!新戦力投入もドロー
おはようございます、にこりっち9です。
サッカー日本代表×ハイチ戦の結果は3-3のドローでした!
スタメン総入れ替えとはいえ前半2-0で圧倒していたのに、気が付いたら逆転されていて、内容的にかなりひどかったという印象です。
今回の親善試合はW杯前の強化試合という位置づけなんですが、アジア以外のほとんどの国はまだW杯予選が終わっていないという事情があり、強豪国は呼べませんでした。
前回のニュージーランド戦では香川の「なんの意味がある試合なのか」という発言が物議を醸しました。
でもニュージーランド戦は2-1の辛勝だし、ハイチ戦もなんとか引き分けだったので、結果的に新戦力を試す最後の機会としてはこのくらいの相手でちょうど良かったんじゃないでしょうか。
興行的にはチケットが全然売れなくて最悪だったらしいですが・・・
ちなみに日本代表の親善試合の裏ではW杯の大陸間プレーオフ進出をかけたオーストラリアとシリアの死闘が繰り広げられていました。
延長戦の末、またしてもケーヒルのゴールにオーストラリアは救われたようです。
ケーヒルは本当にオーストラリアのレジェンドですね。
マッチレポート
正直今日の試合の収穫はほとんどなかったです。
それくらい内容としていいところはなかった印象です。
今日の試合でW杯メンバー23人への内定が近づいた選手は一人もいないんじゃないかと思います。
しいて言えば、倉田と小林がバックアップ要員として選出されてもいいかなと思ったぐらいですね。
試合の後半に入るとハイチに追いつかれたため、レギュラーメンバーに交代を始めます。
しかし、レギュラーメンバーもまた後半から入ってチームを引っ張れるような力がある選手はいなかったと思います。
唯一、原口だけがドリブルで違いを見せていたかなというくらいです。
香川が入ったことで多少試合を落ち着かせることができてポゼッションが上がりましたが、キレイに崩すことを考えすぎていて決定機は全然作れていませんでしたね。
選手採点・寸評
<出典:サッカーダイジェスト>
前回マッチレビューを書いたオーストラリア戦に続き、今回も選手の採点を10点満点で評価していきます。
■GK東口:採点4.5
3点とられてしまったのは致命的だった。せめて2点目のシュートは止めて欲しかった。
■DF長友:採点7
前半左サイドを支配していてベテランの貫禄を感じた。先制点のアシスト以外にも何度も左サイドを駆け上がりチャンスを演出したのが印象的だった。
■DF昌子:採点5
1失点目ではマークを外しゴール前のスペースを開けてしまった。また3失点目でもボールに詰めることができなかったため失点につながった。
■DF槙野:採点5
特に見せ場なし。後半に入ってキャプテンマークを巻くも2失点。吉田との差を感じさせるだけだった。
■DF酒井高:採点5.5
攻撃では何度もチャンスを作り出し3得点目のアシストにもつながったが、守備は相変わらず不安。1失点目は目の前に相手選手が入ってきているのに棒立ちだった。
■MF遠藤:採点5
特に見せ場なし。攻撃参加も守備参加も中途半端になってしまった印象。
■MF倉田:採点6.5
先制点は難しいヘディングを決めて2試合連続ゴール。序盤は何度もチャンスに絡んでいたが徐々に存在感が消えていった
■MF小林:採点6
鋭いスルーパスや前線へのパス供給に技術レベルの高さを感じるが、守備面が不安。
■FW杉本:採点6
意図したかどうかわからないが下に叩いたシュートはうまくDFの頭の上を越えて2点目のゴールになった。シュート意識は強かったが結果になったのは1点だけだった。
■FW乾:採点5.5
相変わらずサイドでの技術の高さを披露したが、長時間プレーしたわりには決定機をつくりだすことはできなかった。
■FW浅野:採点6
ドリブルでの果敢な仕掛けはデュエル好きなハリルを納得させた。しかし、ドリブル突破の成功率はあまり高くないので強豪国相手だと逆起点になる恐れ。
====途中交代メンバー====
■FW原口:採点7
後半から入ってドリブルで新戦力との違いを見せた。シュートは雑になったが、ハイチDF陣を何度も脅かした。
■DF車屋:採点5
長友との交代で入ったが、攻撃面も守備面も大きな差を感じさせるだけだった。3点目のクロスは結果的に得点につながったが、クロスの精度はあまり高くない印象。
■MF井手口:採点5.5
ミドルシュートはうまかったが、ミスも多かった。効果的なパスも入れられなかった印象。
■MF香川:採点5.5
投入直後はポゼッションが上がったことで流れが変わったように見えたが、引いた相手に対して決定機をつくることができなかった。
■FW大迫:採点6
ポストプレーを堅実にこなし前線でボールを収めることに成功したが、決定機には結びつかなかった。
■FW武藤:採点なし
プレー時間が短いため採点なし
DF陣の層の薄さ
サイドバック
<出典:サッカーダイジェスト>
FWやMFはポジション争いが激しく、人材に困っているというほどではないと思いますが、今回の試合で明らかになったのは圧倒的なDF陣の層の薄さです。
サイドバックは長友と酒井宏樹が当確としてバックアップに考えられるのが酒井高徳と車屋紳太郎でしたが、正直レギュラー二人とは圧倒的な差があったと思います。
酒井高徳に関しては攻撃面だけ見れば、レギュラーとしてもやっていけるレベルなんですが、守備時に集中力が切れる癖が抜けないですね。
1失点目のゴール前を大きく開けて、FWに詰めるわけでもなく棒立ちで見ているだけの状態なのは過去のこの失点を思い出しました。
ベルギーvs日本ルカクアシスト川島失点フェライニもびっくり前半ハイライト2013/11/20 - YouTube
また、長友と替わって入った車屋も初出場とはいえ大きなインパクトを残すことはできず、攻守ともに長友に劣っているように感じました。
特に3点目のクロスは結果的にゴールにつながりましたが、素直に前線二人のどちらかにクロスが出せればよかったのに持ちすぎて出すタイミングなくなってマイナスのクロスになってますからね。
たまたまクロスの出し先にいた相手DF陣が倒れて酒井高徳のもとにボールが転がったからいいもののあれだけのチャンスをものにできなかったらもっと叩かれていたはずです。
センターバック
<出典:ライブドアニュース>
いつも吉田は代表だと頼りないって言われていますが、今回の試合で吉田がいなくなって初めて影響力がわかったんじゃないでしょうか。
吉田とコンビを組んでいるときの昌子は結構安定していたはずなのに、今回の試合はボロボロでした。
なんだかんだ吉田が安定していたからこそ、昌子もパフォーマンスを発揮できたのでしょう。
残念ながら槙野では力不足ですね。
それにしてもここまで吉田に頼りきりだと吉田が負傷してしまったら、代表はかなりヤバイことになりますね。
もはやW杯前に負傷しないことを願うしかできません。
ゴールキーパー
<出典:ゲキサカ>
一時期は所属クラブすら決まらずに長いこと試合に出ていなかったGK川島ですが、やっぱり現状日本で最もうまいGKであることは間違いないですね。
東口は1失点目と3失点目は仕方ないにしても、2失点目は止めてほしいですよ。
コースもそこまで厳しくなかったしスピードもなかったのにかなり反応速度が遅かったように見えます。
もしかしたらDF陣でブラインドになったのかもしれませんが、止められないシュートではなかったと思います。
難しいシュートを止めたシーンもほとんどなかったし、この試合の東口は残念ながらマイナスのイメージしか残らなかったように感じます。
とはいえ西川も何度か代表で試していましたが、川島に比べてうまいのはゴールキックだけなんですよね。
セービングは川島と比べてもうまいわけではない。
むしろ反応速度は川島のほうが上だと思います。
なにより浮き球の対処が下手なのが怖いので最近は呼ばれなくなってしまいました。
ゴールキーパーも長いこと川島の後釜が現われないので、不安ですね~。
まとめ
次のサッカー日本代表の親善試合は11/10のブラジル戦です!
さらに11/14にはベルギー戦と立て続けに強豪との試合が待っています。
今回の強化試合を踏まえて、ハリル監督がどんなメンバーで強豪国相手に挑むのかが注目されます。
また、オーストラリア戦で垣間見えたハリル監督のやりたいサッカーが強豪国相手にも通用するのかは見どころです!