それでもかぶはぬけません

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意外と知られていない定期借家契約で安く優良賃貸物件を契約できる理由

みなさん、賃貸住宅を探すときってどんな条件で探していますか?

駅からのアクセス、部屋の広さ、家賃など様々な条件があるかと思います。

ところで賃貸契約の期間について注目したことってありますか?

実は賃貸契約期間に注目するだけで、ふつうよりも安く優良物件を契約できるかもしれないんですよ!

今回は普通より安く優良物件が契約できちゃうかもしれない定期借家についてご紹介します。

 

 

定期借家とは

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そもそも定期借家とはなんぞや?と思っている方が多いのではないでしょうか。
というのも定期借家契約はすべての賃貸契約のうちの約3%ほどしかないため、意識して探さないと定期借家の物件を見つけること自体が難しいのです。

定期借家とは入居できる期間に期限が設けられている借家のことを指します。
例えば、入居前に2年契約を結んだ場合、基本的に2年以上は住むことができません。
その家が気にいったとしても2年経った時点で契約の更新をすることはできず、出ていかなければいけないのです。

これだけ聞いたら借りる立場からするとメリットなんかなさそうですよね。
それもそのはず、定期借家制度とはもともと貸主の権利が弱く、優良物件が市場に出回りにくいことを危惧して作られた貸主優遇制度だからです
しかし、この定期借家契約はうまく利用すれば借り主にも大きなメリットがあるんです!

 

定期借家のメリット

家賃が安い傾向にある

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定期借家は基本的に更新ができないため、短期間で引っ越しをしないといけません。
長期間住めないとなると契約してくれる人は少なくなるので、家賃を落としてでもすぐに入居してもらうことを優先するオーナーは多いです。
そのため、同じグレードの物件であれば普通の賃貸物件に比べて、定期借家の物件は安くなります。
短期間といっても普通は2年以上の契約が多いです。
同じ物件に長く住むのは飽きると思う人にとってはかなり好条件だと思います。

 

1年未満の契約も可能

逆に短い契約期間を利用するというパターンもあります。
単身赴任、シェアハウス、家の建て替えタイミングなど訳あって短い期間だけ住みたい場合には定期借家という選択肢はぴったりだと思います。

 

分譲マンションや一軒家に住むことができる

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賃貸マンションとして売り出された物件と違って、定期借家物件はもともとオーナー自身が住むために購入した物件が多いです。
そのため、分譲マンションや一軒家に賃貸で住むことができるのです。
分譲マンションや一軒家は賃貸マンションに比べて設備が整っていることが多いので、賃貸マンションと同じぐらいの値段を出して、より設備のいい物件に住めるのも大きなメリットといえるでしょう。
また、賃貸に比べて住民の質が高いこともメリットにあげられます。
住民同士の騒音トラブルなどは賃貸マンションにはつきものですが、分譲マンションや一軒家であればトラブルは少ないでしょう。

 

更新料なしで住み続けることも可能

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一番大事なポイントは家主の合意があれば、契約時の期間以上に住み続けることができるというところです。
さらにその際には更新料がかからないというのが隠れたメリットです。
実はこのパターンは意外と多いのにあまり知られていません。

なぜなら、定期借家の貸主は期限付きの転勤で不在の期間だけ賃貸に出すというパターンが多いためです。
単身赴任中の私としては耳の痛い話なんですが、転勤というのは往々にして約束された期間よりも延びるものです。
家主がもともと約束されていた時期に帰れないと、契約期間を過ぎても住み続けることができるケースは多いです。
ちなみに私の神奈川にある家は定期借家でこのパターンでした。
現在はまだ契約期間は切れていませんが、家主が海外赴任から帰ってこれないことが確定しているようで、不動産屋から住み続けるかどうかの確認をされました。
契約時に定期借家の家主がどんな人なのかを不動産屋に聞くことをおススメします。
家主が転勤中という話であればそれはチャンスです!

 

定期借家のデメリット

短期間での退去により引っ越しの費用がかさむ

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契約時に決められた期間で約束通り退去しなければならなかったとき、当然引っ越しが必要になるため、引っ越し費用や新たな物件の初期費用などで支出が増えます。
契約期間以上に住み続けられる保証はないため、引っ越し貧乏を避けたい場合には定期借家はやめておいたほうがいいですね。
契約期間以上に住み続けられたらラッキーぐらいで考えておかないとあとで痛い目をみるかもしれません。

 

原則契約期間内の解約ができない

定期借家契約では原則として契約時に決められた期間内の解約ができません。
住んでみて何か問題を感じたとしてもすぐに退去できないのです。
ただし、契約内容によっては中途解約可能な場合もあるようなので、契約時によく確認しておきましょう。

 

まとめ

定期借家のメリットとデメリットご理解いただけたでしょうか?
利用シーンによっては定期借家は安く優良物件を契約できるチャンスになるので、今後賃貸契約される際には定期借家を探してみてはどうでしょうか。
ちなみに夏の終わりぐらいから家賃相場が高くなり始めると言われていますが、かわりに不動産屋に出てくる物件数は多くなるとも言われています。
これからの季節は定期借家物件も多くなりそうなので、注目してみてください!

 

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