経験上マジでやって良かったこと、経験上マジでやめとけってこと
最近ネットで流行っている「経験上マジでやってよかったこと」「経験上マジでやめとけってこと」について考えてみた。
経験上マジでやって良かったこと
演劇
大学時代、劇団に入っていました。
劇団は本当に大変です!私の劇団は年に4回ほど公演を行っていましたが、公演1か月前くらいになると週4~5で稽古があります。
また、役者だけやってれば良いわけではなく、小道具・大道具の製作、衣装の用意、ポスターやチケットの製作、広報活動、音響、照明まですべて役者と兼任してやっていかなければいけません。
劇団で活動をしていた頃は春休みも夏休みも演劇の稽古でした。
また、劇団は奇人、変人の集まりです。
私の先輩には決して貧乏なわけではないのに家に電灯がなく、ろうそくの光だけで暮らしている人がいました。
演劇をやると何が良いかというと、声が通りやすくなります。
毎日のように発声練習を行うので、聞き取りやすい話し方ができるようになります。
私は声が通りやすくなったおかげで、社会人になってからスピーチや発表の場で評価されることが多くなりました。
嘘でしょと思うかもしれませんが、スピーチや発表での評価は内容半分、話し方半分です。
内容がしょぼくても声が聞き取りやすいというだけで、いい発表だったと言われることはあるんです。
また、演劇をやっていると人前に立つことに抵抗がなくなるんじゃないかと言われることもありますが、緊張する人は何度舞台に立っても緊張するので、そこは治らないかもしれません。
私は社会人になった今でも舞台本番直前にセリフがすべてとんでしまう悪夢を見ることがあります。
ネトゲ
これは意外と思われるかもしれませんが、大学時代にハマったネトゲは正直やって良かったと思います。
こんなことを書くと真面目に勉強したり、研究をしてる学生さんに怒られそうだけど、大学の4年生から大学院時代までの研究室生活は本当に暇でした。
私の場合は情報科学を専攻していたため、パソコン一台あれば研究は自宅からでもできたという事情もあり、大学に行く必要があるのは週に1~2回のゼミの日くらいだったのです。
一時期はゼミとバイト以外はほとんどネトゲという廃人生活をしていました。
大学の友人4~5人とスカイプで話しながら朝までゲームして、昼まで寝て、夕方になればまたみんながスカイプに集まってくるという毎日でした。
今でも久しぶりに大学時代のネトゲ仲間に会うとネトゲの笑い話に花が咲きます。
社会人になったらもうあんな時間は過ごせないですからね。
みんな暇で明日の心配なんかせずにバカ騒ぎできるって幸せですね。
貴重な大学生活をネトゲに費やして後悔する人は多いですが、私はこれはこれで暇な学生のうちにしかできなかったことなので、やって良かったことだと思ってます。
経験上マジでやめとけってこと
すぐにやめること
やめるのをやめとけ!
もうわけわかんなくなってますが、いろいろ経験したいとかもっと向いているものがあるんじゃないかとか思って、バイトを転々としたり、部活を転々としたりしていた時期がありました。
どれも半年から長くて2年くらい。
辛くて仕方ないことを嫌々続けるくらいならやめたほうがいいですが、なんとなく飽きたからとかあんまり向いてない気がするからとか、ちょっとしんどいからとかそんな理由でやめては新しいことを始めての繰りかえしはよくないですね。
中途半端に語れることが増えるので、一見いろいろ経験して人生経験豊かになったように感じられますが、浅い人間になります。
ある程度、長く続けることで見え方が変わることもあります。
一度や二度壁にぶつかったくらいで向いてないんじゃないかと思って、やめてしまうのはもったいないです。
最初からなんでもうまくいく人なんて滅多にいません。