それでもかぶはぬけません

それでもかぶはぬけません

大手電機メーカーSEが語るプロパー社員のスキルの空洞化という危機

今年の4月、私は会社の部署異動がありました。

入社から3年間インフラエンジニアとして、ひたすらサーバ室の中でサーバー、ネットワーク、データベースなどをいじってきた私はこれまであまりお客さんと直接関わることが少なかったので、今回の部署異動は大きな転機となるはずでした。

新しい部署でも職種は変わらずSEなんですが、システムの全体設計やプロジェクトマネジメントなどを行うフロントSEの仕事が任される予定でした。

今回は私がIT業界で体験した業界の闇について語っていきましょう。

 

 

結婚してすぐに大阪へ出向

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最初に私の経歴を紹介します。

学生時代は情報科学を専攻して、卒業後は当たり前のようにIT業界に入りました。

一応、有名といわれる大手電機メーカーに入社して、東京本社に配属後、3年目になるまでは順風満帆な生活を送っていました。

入社2年目の春に結婚すると、突然平和な生活は幕を閉じました。

上司から会議室に呼び出され、行ってみると事業部のお偉いさんがいる。

何事かと思ってあっけにとられているとお偉いさんが口火を切りました。

「来月から大阪に行ってもらうから」

はい、出た!マイホーム買った途端に地方に飛ばされる的なアレね。

テンプレ通り、2週間前に新しいマンションの賃貸契約したばっかりだよ!

当たり前だろ、結婚したばっかりなんだから!

心の中で怒りの炎が燃え盛る中、お偉いさんが追い打ちをかけてくる。

「でも良かったなぁ~、独身で!家族いたら大変だもんなあ!」

うん、そりゃ知らないよね。上司とかには言ってるけど、流石に事業部の幹部クラスには伝わってないから仕方ないよね。

 

・・・こうして、私は結婚後の同棲約1か月あまりで大阪に旅立つことになったのである。

 

大阪インフラエンジニア時代の決意

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大阪の最初の配属場所はインフラエンジニアの専門部隊だったので、東京本社でやっていたことと大きく変わるわけではありませんでした。

しかし、部署のチーム構成はがらっと変わり、グループメンバーの半分以上は派遣社員のSEでした。

私は新天地での仕事のほとんどを派遣社員の方に教えてもらいました。

というのも私の配属された部署で実働しているのはほとんどが派遣社員であり、豊富な知識と高いスキルを持ち、仕事を教えられるのが派遣社員しかいなかったからです。

残ったプロパー社員は化石のような知識で指揮をとる管理職と知識もスキルも乏しく、ただ上司に言われるがままに右往左往する若手社員だけだったのです。

このような環境で社会人3年目だった私は悩みました。

プロパー社員の存在価値はなんなのか?

給料の格差分だけプロパー社員が優れている点とはなんなのか?

派遣社員は面倒くさい社内業務や人付き合いがなく、気楽に働けるのがメリットとはよく言われるものの、結局明確な答えは出ないままでした。

答えは見つからなかったが、このとき専門領域一本で戦うのはやめようと思いました。

煩雑な社内業務やマネジメント業務に追われるプロパー社員はITの専門知識をひたすら極める派遣社員に使える時間という点でかなわない。

それならインフラの知識一本で戦おうとせず、開発職や営業職あるいは他業種の仕事などいろいろ経験して多角的にビジネスを考えられるようになれば、高い専門性を売りにする派遣社員とは差別化が図れるのではないかと考えました。

 

二度目の異動とできることの少なさへの失望

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そんな私に転機が訪れたのが今年の4月のことです。

会社も人材の固定化に危機感を覚え、人材流動を積極的に行うようになったのです。

私もその波に乗って、現在のフロントSEの仕事に就くことができました。

さて、4月に異動してから約5か月ほどが経ち、今現在の私は幸せになったのでしょうか?

答えは仕事の幅が広がっている気が全くしない。

蓋を開けてみれば、人材流動なんてみせかけだけのハリボテ施策でした。

異動先のベテラン社員は常に自分の仕事で手一杯なので、当然なにも知らない若手を教育している余裕なんてないのです。

そうなると自分のできる仕事を探すしかないので、おのずとこれまでやってきたインフラ業務をこなすしかなくなるのです。
 

教育するコストはないけど、スキルの幅は広げろ!

環境は変えてやったから、あとは自力で学べ!

できるようになるまでは仕事を任せられないから、自分のできる仕事を見つけろ!


…これじゃあ、既存の業務をやり続けて専門性を高めるくらいしかできることがないんですよ。

そんなこんなで今私は毎日どうするべきか?と悩んでいます。

残念ながら、答えは見つかっていません。

 

プロパー社員のスキルの空洞化

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結局、派遣社員を大量に雇って高いスキルが必要な作業をさせていたのも、単にプロパー社員の若手をしっかり育成する余力がなかったから、安い人件費で高いスキルを持つ派遣社員を発注するという楽を覚えてしまったのではないかと思います。

景気がいいうちはそれでも良かったのですが、今はどの業界もコストカットが進み、派遣社員の発注も内製化へと進みつつあります。

しかし、ここで大きな問題が発生します。

これまで若手の育成をおろそかにして派遣社員の発注で楽をしていたんですから、いきなり内製化と言われても、プロパー社員が対応できるわけがありませんよね。

まともなスキルの下地がないまま年齢だけを重ねると、現場の事情やノウハウに疎いまま、マネジメントの真似事を始めるプロパー社員が誕生するのです。

こういう人がプロジェクトの指揮をとると面倒くさくなって派遣社員に丸投げしたり、提言に耳を傾けることなく自分の古い経験則をごり押しして現場をかき乱す老害になるんです。

 

東京都出身、大阪府在住の私が考える県民性議論について

私は生まれも育ちも東京都世田谷区で、現在は大阪府在住です。

東京都世田谷区出身っていうと大体「金持ち」っていうイメージを持たれるんですが、逆に言えば「金持ち」以外のイメージが何もないんですよね。

ちなみに私は世田谷区出身ですが、特にお金持ちというわけではありません。

今回は東京都出身、大阪府在住の私が県民性というものを考えてみました。

 

 

県民性とは

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まず県民性の定義とはなにか?

Wikipediaで調べたところ、ほぼ言葉通りの意味で、都道府県ごとの行動傾向や性質などを表したものだそうです。

県民性(けんみんせい)とは、日本の各都道府県ごとの、県民の性質や行動についての、なんらかの傾向を指す言葉である。県民性という言葉が指しているのは、考え方や気質だけでなく、摂食するものの傾向、住宅や自動車などの購買金額の差、預貯金の金額の差などの、きわめて具体的で統計的・科学的にも正確に把握しやすいものまで含んでいる概念である。

県民性 - Wikipedia

 

 ステレオタイプな県民性でいうと、大阪は笑いのセンスに厳しいとか、愛知は見栄っ張りとか、京都はプライドが高いとかが有名ですね。

逆に個性がないことが有名になっているケースとしては栃木なんかも有名ですね。

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東京都民の県民性

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 そういえば東京都民の県民性って聞いたことないなと思い、ググってみると、

社交的、人をあまり信用しない、垢ぬけている、堅実

なんじゃこりゃ、めちゃくちゃじゃねーか。

特に社交的で垢ぬけているって一部のパリピのイメージでしょ。

社交的じゃない人もダサい人もたくさんいますよ!

そもそも東京に住んでる人なんてほとんどが地方出身者なんだから、県民性みたいな統一したイメージがなくて当たり前なんですよね。

だから、地方から都会に出てきて社交的になる人が多いとかファッションセンスが良くなって垢ぬけたみたいなイメージでしか県民性を語ることができないんでしょうね。

ちなみに私は東京出身ではありますが、中高が神奈川、大学が千葉だったため、実はあんまり純粋な東京都民を知りません。

 

大阪府民の県民性

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今度は現在住んでいる大阪府の県民性を調べてみると、

フレンドリー、陽気、新しいもの好き、上昇志向が強い、バイタリティがある

うーん、これもいまいちピンとこないんですよね。

フレンドリーで陽気なイメージはお笑い芸人とかからきているのでしょうね。

新しいもの好きは商人の町だったからその血を引き継いでるとかそんなとこでしょう。

でもよく考えたら、大阪も東京と同じで生粋の大阪人より地方出身者が多いんですよ。

だから型にはめたようなイメージが当てはまるわけはないんですね。

一応、せっかくなので私が感じた東京との違いを語っておくと、

  • キャッチが東京に比べてしつこくない
  • 電車が東京に比べて混雑していないためか、電車内のトラブルが少ない
  • 話が長い人が多い

話が長いのはおしゃべり好きなんでしょうね。そういう意味ではフレンドリーとか陽気は当たっているかもしれません。

 

東京都民が思う県民性議論

私はあまり県民性議論が好きではありません。

それは県民性議論がしばしば狭い地域の中で隣接した県よりも自分の県が優れているという主張の場になりやすいからです。

隣接した県同士、国同士というのはどうしても対立した関係になることが多いので、県民性議論がそのような対立構図に利用されるのはある程度仕方ないことなんですが、首都に住む人間としては対立する相手が特にいないので、あまり話しのネタにならないんです。

こんな言い方すれば批判されるでしょうが、東京よりもうちの県のほうがすごいぞ!とわざわざアピールしてくる人はいないんですよ。

そうなると東京都民は県民性の話題に一緒になって盛り上がれないので、面白みがないんですよね。

 

東京都内の戦い

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もはや県民性の話でもなんでもないのですが、そんな東京都民が思いっきり戦える場が東京都内の戦いです。

言ってみれば、決勝トーナメントみたいなものなんですが(また都民以外に怒られる)、当然都内にも序列はあります。

特に都内の序列でよく話題にあがるのが東京23区内の序列です。

足立区、荒川区練馬区あたりは大体こういう格付けではかわいそうな扱いを受けるのが定番です。

逆に世田谷区より上にも港区、新宿区、渋谷区、品川区あたりが君臨してくるのです。

もうこのあたりになってくるとただの札束の殴り合いみたいかんじになってきて何も面白くないんですけどね。

 

ついに新型SurfaceProを購入した。気になる使用感などをレポート

4~5年ほど使用していたVAIOさんの調子がどうもこの頃よろしくないということで、数か月前からノートPCの新調を検討していました。

ブログを始めるまではパソコン自体そこまで必要性を感じていなかったので、タブレット端末+スマホで大概は事足りていたんですが、ブログを書き始めるとやっぱりパソコンが一番作業しやすいことがわかりました。

 

 

これまでの作業環境

タブレット端末で記事を書いているときは大体こんな感じでした。

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タブレットのソフトウェアキーボードだけでは流石に作業しづらいので、タブレットBluetoothキーボードで作業をしていました。

しかし、このBluetoothキーボードがなかなかの曲者で、Bluetoothを認識してくれなかったり、はてなブログのアプリと相性が悪いのか、キーボード入力中に何度もはてなブログのアプリが強制終了していました。

 

パソコンの選定基準

まず私の場合、単身赴任でお家が二つあるので、パソコン選びの基準はいかに持ち運びが便利か!これが一番重要です。

なので、デスクトップパソコンは真っ先に除外ですね。

軽くて、なるべく付属品(マウスなど外付け機器)は少なくて済むようなノートパソコンを探していました。

そこで目を付けたのがSurfaceProとMacbookです。

一応、以前Macbookを使っていたこともあるので、Mac OSへの抵抗感はありません。

 

SurfacePro VS Macbook

SurfaceProとMacbookの比較について、簡単に言及している下記の記事を参考にしました。

重量だとSurfaceProは768~784g(キーボードありだと1078~1094g)に対して、Macbookは920g。バッテリーは13.5時間に対して、10時間です。なお、MacbookのCPUのパフォーマンスだとOffice製品を使ったテキスト中心の資料作成がメインの用途。動画や画像を駆使したプレゼン資料を作成するなどの、重い作業をしたいなら上位機種「MacBook Pro」の検討をすべきでしょう。

spotlight-media.jp

 

結果としては、持ち運びや外での使用を重視するならSurfacePro。

高いCPUパフォーマンスを活かして、動画編集や画像編集をするならMacbookというかんじ。

あとはSurfaceProはタブレットになるけど、Macbookは純粋なノートPCというかんじでしょうか。

私は特に動画編集とか画像編集のような重たい処理をするつもりはないので、SurfacePro一択かなと思いました。

CPUはCore i5くらいあれば、普通に使用する分には十分快適だと思います。

 

梅田のヨドバシカメラで買ってきました

梅田のヨドバシカメラに行って、早速SurfaceProを購入してきましたよ!

 Core i5のメモリ8GBのSSD 256GBのモデルを購入してきました。

価格とスペックのバランスがちょうどいいモデルで一番の売れ筋だそうです。

 購入したのはSurfacePro本体とキーボードの2点です。

使うかわからなかったので、今回タッチペンは購入しませんでした。

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開封してみるとこんなかんじです。

キーボードはコバルトブルーを選択しました。写真では写りが悪くてあまり青には見えませんが、落ち着いた紺色のような色をしています。

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さて、実際にSurfaceProを起動してみると...

シャベッタァァァ!!!

Windows10って、初期セットアップが音声ガイダンスなんですね!

久しぶりのPC購入だったもので、突然の音声ガイダンスに驚かされました。

しかもなんかイントネーションがおかしいな気がするし...

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初期セットアップが一通り完了したら、いよいよデスクトップが表示されてきました。

SurfaceProの純正キーボードは2万と正直かなり高いですが、使用感はとても良いです。

キーボードの素材はAlcantaraといって、スエード調人工皮革で本革と同じような手触りとメンテナンスの必要性がないことからベンツなどの高級車にも採用されているそうです。

うん、そう言われるとなんか高級感がある気がしてきたぞ。

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ちなみにSurfaceProの電源ケーブルはマグネットタイプで端子に近づけるだけでくっつきます。

また、背面のスタンドはかなり傾斜をつけることが可能で、タブレットで絵を描くことがあればこれだけ傾斜するのは便利かもしれません。

新型のタッチペンが筆圧感知機能搭載のようなので、いずれタッチペンを購入してお絵描きも挑戦してみたいですね。

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 以上、新型SurfaceProの使用感はいまのところ良好です。

 

人気ブロガーに倣って2週間毎日ブログを書いてみて感じたこと

雑記ブログとして新たなスタートを切った8/11から2週間が経ちました。

この2週間に14記事を投稿してきたので、1日1記事のペースで公開できていることになります。

やはり平日は帰宅が遅くなり、日付をまたいでからの公開になることもあり、毎日1記事の更新とまではいきませんでしたが、1日1記事ペースはやれば意外とできるもんですね。

正直、最初は平日の夜遅くに帰ってきて、1記事書き上げるなんてとても無理だろうなと思っていましたが、2週間くらいなら気合でなんとかなりました。

あくまで2週間しか経ってないのでこの記事があとで笑いものにならないように今後も気を引き締めていきたいと思います。

 

 

ネタが思い浮かばないときこそチャンス

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この2週間で本当にネタが思い浮かばない日が何度かありました。

たった2週間でネタ切れ!?

1日1記事ペースで何カ月も書き続けられる人たちがどれだけすごいことかを実感しました。

毎日記事を投稿することはネタが思い浮かばないときでもネタを捻り出すトレーニングになります。

毎日書けというのはこういうことだったんだなと少し納得。

最初の数日間は記事の内容が頭の中である程度明確なイメージになってこないと、本当に今日中に書ききれるのか不安と焦りを感じました。

ところが、何度かネタ切れの苦境を乗り越えると前回もなんだかんだ書ききることができたし、今回もなんとかなるだろうと楽観的になっていきます。

記事をたくさん書いて自信がつくことで心の余裕が生まれ、心の余裕が自由な発想につながると良いサイクル回り始めるのだろうなと思いました。

スターやブクマをつけて頂いた方に申し訳ないので、どの記事が苦し紛れに書いた記事かなんてとても言えません。

でもね、苦し紛れに書いた記事とか、自分としてはイマイチかなーと思ってた記事なんかが意外とアクセス伸びたり、反響があったりしたんですよね。

こういうところを深く分析して記事に反映させていくことが人気ブロガーへの道なんでしょう。

 

好きなテーマと書けるテーマ

「好きなテーマ」と「書けるテーマ」は別物だと思います。

自分が本当に好きなテーマを書くことが書き続けるコツとどこかで見たような気がしますが、好きなテーマ=書けるテーマではないことがよくあります。

雑記ブログを書くというのは好きなテーマにこだわらず、書けるテーマでたくさん記事を書くことで集客するものだと思っています。

このへんが特化型ブログと雑記ブログの大きな違いかなと思います。

しかし、好きなテーマで書けるネタがあるときは本当に書いていて楽しいのもまた事実です。

楽しいから書き続けるモチベーションを持続できるという理論もわかります。

あとで見返しても楽しく書いたときの記事はいい記事を書いたなっていう満足感があるものです。

このへんの感情をいかにコントロールして、書けるテーマからアクセスのとれる記事を分析していけるかが人気ブロガーになるための秘訣かもしれませんね。

 

自分の考えを形にしていくことの達成感

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ブログなんて書かなくても毎日様々な情報をインプットして、インプットした情報に対する自分の考え、感想というものは沸いてでてくるものです。

しかし、アウトプットをしない考えや感想は沸いては消えを繰り返し、明確な主義、主張として残りにくいです。

毎日いろいろなことを考えてた気がするけど、自分の言いたいことってなんだっけ?って思い返してみるとなかなかまとまらないものです。

ブログを書いてみて初めて、単発に沸いては消えていた自分の思いや主張を整理して、ストーリーとして組み立てるという作業を行いました。

「自分の考えってこういうことだったんだ」って、自分の内面を知るいい機会にもなります。

就活の時に行った自己分析にも通じるものがありますね。

自分の思いや主張を形にしていき、記事にしていくことは非常に達成感があります。

単発な思いや主張をストーリーとして組み立てる作業は言うなれば、パズルのピースを一つずつ埋めていく作業のようなものです。

最終的に筋道の通ったストーリーが出来上がるとパズルが完成したときのような達成感が得られます。

 

漫然と過ごす時間が少なくなった

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ブログを始める前は、漫然と日々を過ごすことが多かったのですが、毎日記事を更新するためには常にネタが転がっていないかという視点で物事を見るようになります。

アンテナ高く、様々なことに興味を持つというのは生きる活力にもなります。

毎日、今日のブログのネタを考えることはネガティブな思考やマイナスの感情に引きずられることの抑制にもつながりました。

例えば、通勤電車の中でも仕事が嫌だなと考えている暇はないのです。

ちょっとした日常がネタになるかもしれないし、ふとした瞬間にバズるネタが思いつくかもしれないのです。

 

 

なぜテレビ離れにブレーキがかからないのか?それでも見たいテレビコンテンツとは

テレビ離れが叫ばれる昨今、私も自宅にテレビ自体はあるが少なくとも平日はテレビをつけることすらほとんどありません。

気が付けば暇なときはネットサーフィン、ゲーム、ときどきYoutubeが当たり前になっていました。

これだけ娯楽が増えたんだから、テレビから離れて当然と言えますが、なぜテレビコンテンツが面白くないのか?を真面目に考えてみました。 

 

 

テレビコンテンツ自体の劣化

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まず第一に挙げられるのはテレビコンテンツ自体の劣化いわゆる自滅ですね。

過激なことをやればすぐクレーム、ちょっと言葉選びを間違えればすぐ炎上。

こんな時代だから仕方ないのかもしれませんが、クレームや炎上を恐れた結果、誰からも文句を言われないクイズ番組、グルメ番組、芸能界身内トーク番組に逃げたわけです。

低予算、低視聴率の省エネ番組ばかり製作しているうちに視聴者を他のコンテンツに奪われて、気が付いたらクオリティの高い番組を製作できるだけの体力がなくなってしまったのです。

テレビがやらなくなった過激なネタをYoutuberが放送して儲けているというのが皮肉な話ですね。

 

芸能人が特別に魅力的な存在ではなくなった

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Youtuberを筆頭にネットで活動している素人の活躍が目覚ましく、一部の芸能人が存在価値を落としています。

筆頭は笑いのセンスやトーク力を武器にしてきたお笑い芸人です。

笑いというのは人それぞれ感じ方が異なるものなので、特に素人との差別化が難しいのです。

トークだけ見れば、Youtuberの方が面白いと思う人もいるのではないでしょうか。

それでも中堅、大御所の芸人はネームバリューと固定ファンがいるので、様々な番組に引っ張りだこですが、それにあぐらをかいている中堅、大御所芸人がテレビでつまらない話をすればするほど、テレビ離れは進むでしょう。

一方で、俳優のように特別なスキルを持つタレントは素人との差別化がしっかりしているため、視聴率の低下とは結びつかないと思われます。

映画俳優などを見て、Youtuberやその他素人のほうがいいんじゃないかと思う人はあまりいないはずです。

 

時間の制約

テレビ番組はどうしても時間の制約に縛られますが、娯楽が多様化した現代に生きる人達は非常に忙しいのです。

放送時間が自分のベストタイミングでなければ、よっぽど気になる番組以外は時間を合わせて見る気が起きないし、1時間テレビに拘束されたくないわけです。

ニュース番組なんてとくにそうですよね。

すべてのニュースが見たいわけじゃない、でも見たいニュースがなかなか始まらないってなったら、ネットで検索したほうが早いってなるのは当然の思考だと思います。

 

それでもテレビで見たい番組とは

テレビ番組もすべてつまらないと言っているわけではありません。

ネットではなくて、テレビで見たい番組もあります。

スポーツ中継

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スポーツ中継はリアルタイム性が命です。

結果を知ってしまったら、コンテンツの価値は大幅に下がると言っていいでしょう。

そういう意味で後からネットで録画放送を観る機会というのはほとんどなく、テレビで観るのが一番と言えます。

今ではサッカーや野球中継ならDAZNという手もありますが、できればスポーツ中継は画質のいい映像で見たいというのが私の意見です。

 

映画

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映画館でお金を払ってまで観たくはないけど、テレビでやっていれば観たいという映画はあります。

また、映画はスポーツと違って結果を知ってしまった後でも面白い作品というのはあるので、2度、3度と同じ映画をテレビで観るなんて機会もあるのではないでしょうか。

 

特化型の情報番組

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何かのジャンルに特化した情報番組は興味がある人には観ていて楽しいですよね。

私はリゾートが好きなので、「世界さまぁ~リゾート」を毎週見ています。

興味はあるけど、急いで知りたいわけではない。

知りたいけど、労力をかけて知りたいわけじゃない。

これくらいのモチベーションだと特化型の情報番組は自分で調べなくてもテレビがまとめて情報提供してくれるので、ありがたいですよね。

特化型の情報番組の敵は特化型のブログなので、そこはテレビの資金力を生かして、素人にはできないような紹介をして欲しいですね。

 

ネットでは味わえないテレビの良さ

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ネットでは味わえないテレビならではの良さもあります。

ネットは一人で見るのに向いていて、テレビは大人数で見るのに向いています。

ネットは誰かとリアルタイムに同じコンテンツを共有して、コミュニケーションをとるのに不向きです。

一方、テレビの場合は誰かとリアルタイムに同じコンテンツを共有して、感想や意見などのコミュニケーションが生まれやすいメディアです。

テレビの良いところはネットの裏返しであり、同じテレビで観れる番組は一つだけなので、観ている人間の興味が多少異なっていてもテレビを通して同じコンテンツを共有できて、コミュニケーションがとれていたわけです。

昔はテレビのチャンネル争いがありましたが、家族で同じ番組を観るというのも大事な家族コミュニケーションの場だったのかもしれないですね。

 

経験上マジでやって良かったこと、経験上マジでやめとけってこと

最近ネットで流行っている「経験上マジでやってよかったこと」「経験上マジでやめとけってこと」について考えてみた。

 

 

経験上マジでやって良かったこと

演劇

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大学時代、劇団に入っていました。

劇団は本当に大変です!私の劇団は年に4回ほど公演を行っていましたが、公演1か月前くらいになると週4~5で稽古があります。

また、役者だけやってれば良いわけではなく、小道具・大道具の製作、衣装の用意、ポスターやチケットの製作、広報活動、音響、照明まですべて役者と兼任してやっていかなければいけません。

劇団で活動をしていた頃は春休みも夏休みも演劇の稽古でした。

また、劇団は奇人、変人の集まりです。

私の先輩には決して貧乏なわけではないのに家に電灯がなく、ろうそくの光だけで暮らしている人がいました。

演劇をやると何が良いかというと、声が通りやすくなります。

毎日のように発声練習を行うので、聞き取りやすい話し方ができるようになります。

私は声が通りやすくなったおかげで、社会人になってからスピーチや発表の場で評価されることが多くなりました。

嘘でしょと思うかもしれませんが、スピーチや発表での評価は内容半分、話し方半分です。

内容がしょぼくても声が聞き取りやすいというだけで、いい発表だったと言われることはあるんです。

また、演劇をやっていると人前に立つことに抵抗がなくなるんじゃないかと言われることもありますが、緊張する人は何度舞台に立っても緊張するので、そこは治らないかもしれません。

私は社会人になった今でも舞台本番直前にセリフがすべてとんでしまう悪夢を見ることがあります。

 

ネトゲ

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これは意外と思われるかもしれませんが、大学時代にハマったネトゲは正直やって良かったと思います。

こんなことを書くと真面目に勉強したり、研究をしてる学生さんに怒られそうだけど、大学の4年生から大学院時代までの研究室生活は本当に暇でした。

私の場合は情報科学を専攻していたため、パソコン一台あれば研究は自宅からでもできたという事情もあり、大学に行く必要があるのは週に1~2回のゼミの日くらいだったのです。

一時期はゼミとバイト以外はほとんどネトゲという廃人生活をしていました。

大学の友人4~5人とスカイプで話しながら朝までゲームして、昼まで寝て、夕方になればまたみんながスカイプに集まってくるという毎日でした。

今でも久しぶりに大学時代のネトゲ仲間に会うとネトゲの笑い話に花が咲きます。

社会人になったらもうあんな時間は過ごせないですからね。

みんな暇で明日の心配なんかせずにバカ騒ぎできるって幸せですね。

貴重な大学生活をネトゲに費やして後悔する人は多いですが、私はこれはこれで暇な学生のうちにしかできなかったことなので、やって良かったことだと思ってます。

 

経験上マジでやめとけってこと

すぐにやめること

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やめるのをやめとけ!

もうわけわかんなくなってますが、いろいろ経験したいとかもっと向いているものがあるんじゃないかとか思って、バイトを転々としたり、部活を転々としたりしていた時期がありました。

どれも半年から長くて2年くらい。

辛くて仕方ないことを嫌々続けるくらいならやめたほうがいいですが、なんとなく飽きたからとかあんまり向いてない気がするからとか、ちょっとしんどいからとかそんな理由でやめては新しいことを始めての繰りかえしはよくないですね。

中途半端に語れることが増えるので、一見いろいろ経験して人生経験豊かになったように感じられますが、浅い人間になります。

ある程度、長く続けることで見え方が変わることもあります。

一度や二度壁にぶつかったくらいで向いてないんじゃないかと思って、やめてしまうのはもったいないです。

最初からなんでもうまくいく人なんて滅多にいません。

 

インドに聖杯は転がっていない。自分探しの行きつく先とは

人はなぜSNSでアピールしたがるのでしょうか?

最近話題のキーワードであるインスタ映え。

メディアでは耳にタコができるほど連呼されています。

Facebookが落ち目になってきた頃、世間では若者はSNSに疲れ始めたなどと言われた時期もありましたが、サービスの流行り廃りこそあれどいまだにSNSは活気があります。

なぜSNSはこんなにも若者の心を掴むのでしょうか?

 

 

同質性の高い集団とアイデンティティ

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大半の人が小学校、中学校、高校という12年間に渡る同じレールを進み、人生設計がされていきます。

つまり、高校、大学くらいまでは同年代を見渡すとほとんど同じような人生を歩んでいるというわけです。

同質性の高い集団に属する人間はアイデンティティを確立することが難しい。

いわゆる量産型の学生をやって、どこにでもいる冴えないサラリーマンとして人生を終えることに不安を抱いたことは誰にでもあるのではないでしょうか。

若者のSNS人気の秘訣はSNSが最も手軽な自己実現ツールということです。

何者にもなれずに不安を抱く自分をSNSで着飾ることで、なんとなく自分とはどういう人間なのかが形作られることに若者はアイデンティティを感じるのだと思います。

 

自分探しの旅と聖杯

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自分探しの旅と称して、留学や海外放浪を行う大学生は非常に多いです。

自分探しの旅の定番と言えば、インド旅行が有名ですね。

彼らはなんのためにインドに行くのでしょうか?

自分探しとはなんなのか?インドには求めていた何かがあるのでしょうか?

残念ながら彼らが求める聖杯はインドに行っても見つからないでしょう。

せいぜい価値観が変わったと言って、インド旅行の良さを友人に語り、自分の価値が上がったと錯覚するだけです。

もしインドに行って価値観が変わったと言う人が身近にいれば、具体的に何が変わったのかを聞いてみてください。

具体的な内容を答えてくれる人はいないでしょう。

 

同質社会に疲れた若者と多様化した価値観

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昔は多くの若手社員が出世して、給料を上げることを目標としていました。

いい車に乗って、高級時計を買って、いい女と結婚して、マイホームを買うという画一的なステータスが存在したからです。

同質社会がステータスを強要して、みんながみんな同じベクトルの価値観を持っていた時代です。

今はどうでしょうか?適度に働き、給料もそこそこまで上がれば、それ以上は望まないという社員は多いですよね。むしろ管理職は給料以上に苦労のイメージが先行して、敬遠されることも多いです。

偉くなり、富と名声を手に入れることが必ずしも幸せというわけではないという思想をもつ若い世代が増えてきたのです。

ミニマリストや田舎に移住するなど様々なライフスタイルが生まれ、結婚を「しない」という選択肢も世間一般的に受け入れられるようになりました。

 

マイルドヤンキーの幸せ

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マイルドヤンキーとは地元を愛し、地元で就職し、地元で結婚をした若者のことです。

収入は低いが地元の友人ネットワークが強く、友人や家族に囲まれて過ごしているため、富も名声もないが幸福度は決して低くないと言われています。

大企業のように深夜残業、責任、転勤に悩まされる人生よりも、友人や家族に囲まれ、そこそこに働くマイルドヤンキーの生活は今の若者が望む生活そのものかもしれません。

 

多様化した自己実現方法

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同質社会に疲れた若者は成功を目指すことにも疲れたのでしょうか?

そういうわけではありません。自己実現の方法が多様化しただけです。

ブログ、Youtuber、絵師、歌い手、ラノベ作家など自己実現の場が格段に増えたのです。

若者は会社からインターネット上に自己実現の舞台を変え、各々が得意とする表現方法で成功を目指していることには変わりありません。

ゆとり世代、さとり世代は物欲、消費欲は下がったのかもしれませんが、決して無気力になったわけではないのです。

 

土着文化とホラー表現のグローバル化について

先週の土曜日ひさしぶりにテレビで稲垣吾郎さんの「ほんとうにあった怖い話 夏の特別編2017」を観ました。

子供の頃にホラー、超常現象、都市伝説などのオカルト番組が大好きだった私としては最近はめっきりオカルト番組を放送しなくなったことは寂しいかぎりです。

写真、映像の編集技術の発展とインターネットの普及で、もう昔みたいに信じてもらえないから人気がなくなったんでしょうね。

怖い話のパターンもだいぶ前からネタ切れというかんじで新鮮さがないですよね。

今回の「ほん怖」もどこかで観たような話ばかりでした。

 

さて、今回は土着文化とホラー表現の関係性について考察していきたいと思います。

 

 

ジャパニーズホラーと水の関係性

ジャパニーズホラー映画には水が出てくることが多いことをご存知ですか?

「リング」の貞子は井戸に落とされて死んでいます。

仄暗い水の底から」も水をテーマにしたJホラーとして有名です。

仄暗い水の底から [DVD]

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 また、閉めたはずの蛇口から勝手に水が流れ出している描写や水に濡れた女の幽霊などはよく見るパターンかと思います。

これらの描写はJホラー特有であり、日本人は水と恐怖を結びつける特長があるんです。

それは日本が島国であり海に囲まれているということと、昔から水難事故が多かったためと言われています。

津波や洪水による被害、入水自殺など水と死が直結する環境であるがために、水から死を連想するようになったようです。

このように土着文化はその国に住む人間の恐怖心にも影響を与えるのです。

 

ゾンビと幽霊


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古い海外ホラーのほとんどはゾンビが出てくるのに対して、日本のホラーはなぜ幽霊なのでしょうか?

これは宗教の違いです。

キリスト教最後の審判で死体が蘇り、エルサレムを目指すと信じられているため、土葬が一般的です。

いざ蘇ったときに肉体がなければ、歩くこともできませんよね。

この最後の審判で死体が蘇るところからゾンビ(リビングデッド)のイメージが生まれました。

ちなみにキリスト教圏では死体が蘇ると信じられているため、死後解剖されるということは死よりも恐ろしいことだと考えられていました。

そのため、18世紀のイギリスでは死刑囚への処罰として、死刑執行後に外科医の解剖訓練用に死体を差し出すという法律があったそうです。

日本では昔から火葬が行われてきたため、肉体は残りません。

霊魂という発想はあってもゾンビという発想は生まれてこないわけです。

 

ホラーのグローバル化

 2013年制作のインド・オブ・ザ・デッドはインドで初めて製作されたゾンビ映画です。

 作中で土葬文化のないインドでゾンビが出る理由について、「グローバル化だ」と説明するなどネタ満載のホラー映画です。

日本をはじめとする土葬文化のない仏教国にゾンビ映画が輸入されてきたように、ジャパニーズホラーもまたキリスト教国に輸出されています。

ジャパニーズホラーはハリウッドで成功し、Jホラーというジャンルを確立しました。

土着文化からくる特有のホラー表現が海を越えた異文化の人間が観ても同じように恐怖を感じるということがわかったのです。

最近では日本でもゾンビが扱われたり、逆に海外で日本的な呪いや怨念がテーマとなることもあり、ホラー文化はグローバル化したと言えるでしょう。

 

ホラー表現はトレンドを追う

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土着文化が恐怖表現に影響を与える理由は身近でイメージしやすいテーマのほうが追体験しやすいからです。

そのため、ホラー表現はトレンドを追う傾向にあります。

例えば、「リング」はビデオテープを媒体に貞子が現れますが、今の時代ならDVDとかインターネット回線を通ってやってくるのでしょう。

着信アリ」では携帯電話の着信やメールを媒体に死の呪いをかけられるというものでした。

トレンドを追うことで、多くの視聴者が追体験しやすい作りになっているのです。

 

馬鹿正直になる必要はない!プレゼンが下手な日本人

先日、社内の職場改善活動の成果発表会で発表してきました。

成果発表用の資料について、先輩からこんなコメントを頂きました。

 

「おまえもだいぶペテン師だな。0から100を作り上げただろ」

 

それは違います、私は0から100にはしてません!

私が強く主張したいのは「0から100を作り上げること」と「1から100を作り上げること」は全く違うということです。

そして日本人は1から100を作り上げることが苦手だということです。

 

 

嘘とアピールの違い


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完全な嘘と成果を良くみせることは全くの別物です。

「0から100を作り上げること」は完全な嘘になりますので、ペテン師と言われても仕方ありません。

しかし、「1から100を作り上げること」は嘘ではありません。

事実に基づき、良い成果をアピールすることの何が悪いのでしょうか?

もちろん、成果の数字を盛ってしまったり、できないことをできると言うのは嘘なのでいけません。

しかし、できないことを積極的にアピールする必要はあるのでしょうか?

都合の悪いことを積極的にアピールする人なんているの?って思われたかもしれません。

いるんですよ、わざわざ聞いてもいないのにプレゼン資料の中で反省を始める人が!

反省なんて、関係者内で勝手にやってくれればいいんですよ。

 

馬鹿正直な日本人


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商談としてのプレゼンと社内の成果発表会は性質が違うから、ある程度反省を語る場があっても仕方ないのではないかと思われる方もいるかもしれません。

確かにプレゼンの性質によっては客観的にできることとできないことを整理するということも大事です。

私は都合の悪い情報を発信することに対して一方的に異議を唱えているわけではないのです。

なんでも馬鹿正直にありのままを伝える必要はないということです。

馬鹿正直で自己肯定感が低い日本人はアピールが下手です。

日本人の大半は中高6年間英語を勉強しているにも関わらず、母国語が英語ではない諸外国に比べてなぜこんなにも英語力が低いと言われてしまうのか?

英語教育の問題や日本のガラパゴス的なビジネススタイルなど様々な要因があるかと思いますが、私は馬鹿正直な日本人の性格と自己評価の低さにも起因していると思います。

日本人は正確な英語が話せるようになるまで英語を話さない人や自分の話す英語が間違っていないか過度に心配する人がまだまだ多いように思います。

自分の英語力に対する自己評価が低いことと馬鹿正直なせいで、英語で話せるかという問いに対する答えがノーになってしまうのでしょう。

できなくてもできるフリをすればいいんです。

海外で日本人観光客に対して、日本語で案内ができることを売りにする現地人スタッフがいますが、彼らの日本語はお世辞にもうまいとは言えません。

申し訳程度の日本語しかできないのに堂々とニホンゴハナセマースとアピールしてくるのです。

 最近話題の出川イングリッシュもあんなにひどいのに最終的には伝わってしまうのです。

 

就活面接とプレゼン



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 日本の就活面接では、「あなたの短所はなんですか?」という定番の質問があります。

この質問の必勝法は短所のエピソードを最終的にアピールポイントにつなげることです。

なにも考えずにありのままの短所を答えるだけではダメなんです。

短所をどのように乗り越えてきたか、または短所が別の側面から見れば長所になりうるといったようにアピールポイントに変える必要があるんです。

日本の就活を乗り越えてきたサラリーマン達はこれらの基本をわきまえているはずなのに入社と同時にすべて忘れてしまうのでしょうか。

 

まとめ

プレゼン発表がうまくなるためには様々な工夫があると思いますが、長所や良い成果を前面に押し出すことは基本です。

さらに短所や反省点があればそれが長所に変わるにはどうすればいいかを考え、アピールポイントとして発表してしまえば良いのです。

自信を持って自分の成果を見直してみれば、きっと反省点もアピールポイントに置き換えて発表ができるはずです。

 

27歳の男がレディースクリニックに行った話

昨日、妻と一緒にレディースクリニックに行き、ブライダルチェックを受けました。

 

 

ブライダルチェックとは

ブライダルチェックとは要は妊娠ができる健康体かどうかをチェックするもので、女性だけではなく、男性も検診を行います。

検査項目は下記のようになっています。

ブライダルチェックの検査内容は、通常の婦人科検診の検査項目に加えて、HIV感染症淋病性器ヘルペス梅毒などの性感染症の検査を行います。さらには風疹B型肝炎C型肝炎、貧血、肝臓や腎臓の機能などを調べます。

 

結婚前の新常識!ブライダルチェックの内容・料金・受診時期

私は今回、血液検査だけ受けてきました。

レディースクリニック潜入レポ

レディースクリニックに男が入るということで、なるべく診察時間ギリギリに行って、待合室で待つ時間は少なくしたいなぁと思っていましたが、初診なので診察の20分前くらいには病院に着いてしまいました。

緊張しながら妻と一緒に病院に入ると、待合室は大混雑!

今更言うまでもないことですが、当然女性以外はいない。

そして、恐れていたことが起こりました。

入った瞬間、待合室の女性から一斉に白い目を向けられました

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 もうこの時点で、一刻も早く病院から出たい気持ちでいっぱいでした。

この待合室で待たなくちゃいけないのか・・・と最悪の気分で席に座ろうとすると、受付のお姉さんから救いの言葉が。

 

「男性の方は下の階の待合室で待っていてください」

 

助かった!と思い、逃げるように下の階の待合室に向かいました。

下の階の待合室で待つこと30分ほど、なんの説明もなく誰か呼びに来てくれるのかもわからないし、またあの待合室を通らなくちゃいけないのかと思うと不安で仕方がありませんでした。

しばらくすると看護師の方が呼びに来てくれて、感染症の血液検査を行うという簡単な説明を受け、再び診察室に通じる魔の待合室を通ることになりました。

なるべく待合室の女性とは視線を合わさずにまっすぐ目の前だけを見て進み、妻を見つけたので隣に座りました。

採血が終わったらまた下の階の待合室に戻り、会計などはすべて妻に任せて病院を出ました。

 

男性の精液検査

採精とは「男性の精子を採取すること」です。

主に、人工授精や体外受精、また精子自体の検査などを目的に行われます。

採取といっても「オチンチンにスポイトを突っ込んで吸い取られる」とかそういう痛みを伴うようなものではなく(笑)、いわゆる「マスターベーション」を行うだけです。

そして、クリニック内で、この精液採取を行うために用意されている部屋が「採精室」です。

まあ、呼び名はそれぞれでしょうが、婉曲的に「メンズルーム」という言い方をする場合もも多いようです。

 

http://webdesign-ginou.com/hunin_saisyu

 上記のように病院の採精室やトイレで採精する場合もあるそうで、「採精室」とはどんな部屋なのか?噂の通り、採精するための本や雑誌が用意されているのか?など病院での採精事情は男性には気になるものです。

しかし今回私が行ったのがレディースクリニックだったためか、男性の精液検査は自宅で採精して妻が後日病院に持っていくという形で行うようです。

ネタとしてはおもしろくない展開になってしまいましたが、病院で採精というのもキツイのでちょっと安心しました。

 

男性不妊検査は男性専用のクリニックもあるそうです。

男性専用クリニックであれば、噂の採精室をお目にかかれたかもしれませんね。